ダックスフンド用のドッグフード

ダックスフンドは胴長短足という特徴から、椎間板ヘルニアという病気になりやすいとされています。
ヘルニアの位置によっては下半身不随などを発症する場合がありますので、十分に注意する必要があります。
ダックスフンドの椎間板ヘルニアは突然発症しやすいタイプ1型である事が多く、肥満や過度な運動、高い所からの飛び降りなどで発症します。
特に肥満は関節炎など他の病気の原因にもなりますので対処してあげる必要があります。

肥満予防

ダックスフンドは比較的太りやすい体質とされており、その胴長な体型から少しの肥満でも体への負担が大きくなります。
肥満を予防するためにも必要カロリーを計算し、適切な量のフードを与える事が大切です。

必要カロリーは70×体重(kg)の0.75乗×係数(身体活動レベル)で計算する事が出来ます。
ダックスフンドの平均体重はオスメス共に4.5~4.8kgとされています。
例えば4.5kgの避妊済みのメスの場合必要カロリーは347kcalですので、フードのカロリーを確認し1日の量を計算して下さい。
もちろん個人差がありますので、糞便の状態を考慮して増やしたり減らしたりして愛犬にぴったりの量を見つける事が大切です。

またダックスフンドは人間の食べ物もねだる事が多く、可愛さからついつい与えてしまっている飼い主の方も多くいます。
人間のご飯を与えてしまうと必要カロリーを大幅に超えるだけでなく、犬用のフードを食べなくなる可能性もあります。
体へも悪影響を与えますので人間のご飯はねだられても与えないようにして下さい。
ねだられるとどうしても与えてしまう場合は、食事の時間はケージに入れるなど物理的に近づけれないよう対処するのがオススメです。

消化性

ダックスフンドは胃腸の弱い子が多く、便秘や下痢などのお腹のトラブルでお悩みの飼い主が多くいます。
ダックスフンドには消化性のよいフードを選んであげるのがオススメです。

ホームセンターなどで売られている1kg500円程度のフードは、安さのためにトウモロコシなど穀類が多く配合されています。
穀類は犬の体質から消化が困難とされているため、穀物が配合されたフードを与えると穀物を消化しようと胃腸に余計な負担がかかってしまいます。
プレミアムフードには穀物を使用していないグレインフリーのドッグフードも多くあります。
胃腸の弱いダックスフンドにはグレインフリーのドッグフードを選んであげるようにして下さい。