アレルギー対策に手作りドッグフード

ドッグフードを手作りするメリットの一つにアレルギーに対応する事が出来るという点が挙げられます。
食材を選ぶ工程から調理までを飼い主が行うことで、より安心で安全な食事を愛犬に提供する事が出来ます。

食物アレルギー

アレルギーとは特定の物質に対して過剰に反応してしまう病気で、湿疹や痒み、脱毛などの症状が現れます。
アレルギーの特定は動物病院にて血液検査やパッチテストなどを行い診断しますが、治療で治る病気でないためアレルギーを排除した生活を心がける必要があります。

食物アレルギーは食べ物に含まれる成分にアレルギー反応が起こる病気ですが、ドッグフードに含まれるアレルギー物質(アレルゲン)は様々ですので愛犬のアレルゲンに配慮したドッグフードを選択する必要があります。
ドッグフードは原材料をすべて記載する義務がありますが、アレルゲンによってはドッグフードの種類が少なく安心して与えれるドッグフードがない場合もあります。

手作りドッグフードは食材を選ぶ工程から飼い主が行いますので、アレルゲンの排除がとても簡単に行うことが出来ます。

栄養バランス

ドッグフードを手作りするにあたり、栄養バランスもとても大切になります。
一般的なドッグフード(総合栄養食)は犬の必要とする栄養素をバランス良く摂取できるように配合されていますが、手作りの場合その工程も飼い主が行うこととなります。
犬が食べられない食材を使わないことはもちろんですが、食べられる食材のなかからバランス良く使用する必要があるため大変難しい作業となります。

主原料として動物性タンパク質(肉や魚など)を使用し、野菜などを選んでいきます。
栄養素をバランス良く配合できているか不安な方は、市販のドッグフードを半分混ぜる、週に1~2日ほど市販のフードの日を作る、サプリメントを活用する、などを行い栄養不足や栄養過多にならないよう注意して下さい。

加工方法・保存方法

手作り食の加工方法としては「小さくカットして水分を多めで煮る」がメインとなります。
熱いままではやけどしてしまうので、完成したフードは少し冷まして(人肌程度)から与えるようにして下さい。
水分を多めにするのは、消化吸収しやすく胃腸への負担を軽減するためです。

フードは食事の度に作るのが一番ですが、時間がなかったりする場合は作り置きしておく事も出来ます。
完成したフードを1回分ずつに小分けし冷凍保存し、使用する際に温めてから与えて下さい。

愛犬のアレルギー対策には手作りドッグフードがオススメです。
手間と時間がかかりますが、安心して与えられる愛犬にぴったりのフードを作る事が出来ます。